
銭湯は、主に街中で営業している公共浴場で、基本的に地下水や水道水を加熱して使います。古くから、家に風呂がない人たちが利用する場所として親しまれていますが、最近ではリラクゼーション目的で訪れる人も多いです。温泉のような自然の成分が含まれていないことが一般的です。
温泉は、地下から自然に湧き出た温かい水や蒸気を使った浴場で、温泉法という法律で定められた基準(温度や含有成分)を満たしたものだけが「温泉」と呼ばれます。温泉の水には、健康に良いとされる成分が多く含まれており、リラックスや治療の目的で訪れる人が多いです。
要するに、銭湯は公共浴場、温泉は自然の湯を使った浴場という違いがあります。それぞれの特徴を活かした楽しみ方ができますね。
法律的な視点から見ると、銭湯と温泉はそれぞれ異なる法的な基準に基づいて運営されています。
銭湯は「公衆浴場法」に基づいて運営され、基本的に都市部や住宅地に位置する公共浴場です。水道水や地下水を加熱して使用することが多く、温泉のような特定の成分を含んでいません。また、料金の上限が法律で定められているため、誰でも手軽に利用できることが特徴です。
温泉は「温泉法」に基づき、自然に湧き出た温水を使用する浴場で、特定の温度(摂氏25度以上)や含有成分(指定された成分を一定濃度以上含む)が求められています。温泉法では温泉の成分に関する詳細な規定があり、これに違反した場合は罰則が科されることがあります。
このように、法律上の規定では銭湯は地域に根ざした公共サービスとしての役割を果たし、温泉は健康や療養の効果が期待される施設として特別に扱われています。
実は東京にも温泉はある?!
東京に住んでいると銭湯しか見ない印象ですが実は温泉もあるんです!
1, 黒湯温泉(蒲田)
- 蒲田周辺では「黒湯」と呼ばれる、地下から湧き出る色の濃い温泉が楽しめます。
- 湯冷めしにくく、 しっとりツルツル美肌の湯 お湯をまっくろにしている「フミン酸」には、海洋のミネラルがたっぷり、嫌なにおいもしないんです。 …
- 薪で沸かしている黒湯は、 都内でも屈指の熱湯 テレビや雑誌でもたびたび紹介される、蒲田温泉の熱湯。 …
- 源泉そのまま、加水なし 蒲田温泉の黒湯は、いっさい薄めておりません。

2, 豊島園 庭の湯(練馬区)
- 天然温泉とバーデプール、サウナなど、さまざまな施設が充実している
- 日本庭園を望む露天風呂や、四季折々の草花を楽しめる庭園など、自然に囲まれた環境が魅力
- ドイツの伝統的な温浴法であるバーデを基本とした入浴法が楽しめる
- リラクゼーションエリアや、旬の味覚を提供するお食事処など、館内施設が充実している

3, 温泉銭湯(町田、板橋など)
- 温泉が湧いていても、一般公衆浴場である施設は銭湯です。
- 東京には温泉を引いている銭湯も多く存在します。例えば、町田や板橋のエリアには、天然温泉を楽しめる銭湯がいくつかあります。

以上、本日は銭湯と温泉の違いのお話でした。読んでくださりありがとうございます(^^)/